スポンサード リンク

Top >  基礎知識 >  高血圧とは?

高血圧とは?

心臓が血液を全身に送り出す際の圧力(血圧)が基準値以上の状態が続くことを高血圧といいます。
ではその基準値はどのくらいでしょうか?

●高血圧の診断基準
現在、正常高値は最高血圧130~139、最低血圧85~89と定めている。


日本高血圧学会はこのほど5年ぶりに改定、2009年版高血圧治療の指針(ガイドライン)を発表した。
新分類によれば、正常高値でも、血圧以外の危険要因を持っていなければ問題ないが、メタボリック症候群の状態なら中等度、糖尿病や慢性腎臓病があれば高いリスクがあることになり、生活習慣の改善や降圧薬での治療が必要になる。
正常高値でも、血圧以外の危険要因を持っていなければ問題ないが、メタボリック症候群の状態なら中等度、糖尿病や慢性腎臓病があれば高いリスクがあることになり、生活習慣の改善や降圧薬での治療が必要になる。

高血圧治療ガイドラインで定められている血圧目標値および至適血圧値
65歳以上の人 140/90mmHg未満
65歳未満の人 130/85mmHg未満
腎障害・糖尿病を合併している人 130/80mmHg未満
至適血圧値 120/80mmHg未満

高血圧の自覚症状としては、頭痛、めまい、肩こり、むくみ、動悸などがあります。でもこれは他の原因によるものとの区別がつけにくく、そのような症状が出たからといっても、一概に高血圧とは言えないのです。

むしろ、高血圧には、自覚症状はほとんどありません。知らないうちに高血圧が進行し、放置しておくと動脈硬化を引き起こしてしまいます。その動脈硬化が原因で恐ろしい合併症を起こしてしまいます。
こうした怖さから、高血圧はサイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれているのです。


●高血圧がもっとも重要な危険因子である合併症
・脳の血管障害    脳卒中(脳梗塞、脳出血など)
・心臓の血管障害   狭心症や心筋梗塞


高血圧は、原因により「一次性高血圧」と「二次性高血圧」に分類されます。
「一次性高血圧」は、「本態性高血圧」と呼ばれ、特に異常がないのに血圧が高くなり、原因も特定できません。そして高血圧の大部分(90%)は原因が不明な「一次性高血圧」であるとされています。

●一次性高血圧(本態性高血圧)
・ナトリウムが蓄積されやすい、交感神経が緊張しやすいなどの遺伝因子
 血縁に高血圧がある人ほど高くなります。
・塩分の取り過ぎ、肥満、喫煙などの環境(習慣)因子
 原因となる塩分の取り過ぎ、肥満、喫煙などの危険因子は生活習慣の修正で取り除きます。


●二次性高血圧
・腎性高血圧 (腎炎や腎血管硬化症など腎臓の病気)
・ホルモン異常(副腎など)
こちらは、原因となる病気が治癒することで、高血圧も改善されます。


厚生労働省の平成17年統計調査による日本の高血圧の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は、780万9,000人で、3年前と比べ82万4,000人(11.8%)増加しています。加えて、潜在的な高血圧患者を含めると我が国の高血圧患者は3,000万人以上にのぼると言われています。

2000年の第5次循環器疾患基礎調査によれば、日本人では30歳以上の人のうち男性は51.7%、女性は39.7%が高血圧(140/90mmHg以上)ということになっています。


収縮期血圧の平均値がいちばん高かったのは、1960年代前半で、この時期をピークに、男女ともに血圧は下がってきています。平均血圧が下がってきている理由の一つに、高血圧性の病気で治療を受ける人が増えていることが上げられます。


大きな社会問題にもなっている医療費のいちばん多くの32.6%を占めているのが、高血圧とその結果である病気(高血圧・虚血性心疾患・脳血管疾患等)の治療費となっています。


         

基礎知識

関連エントリー

糖尿病 糖尿病の合併症の実例 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とメタボリック症候群 狭心症とは? 高血圧と「くも膜下出血」 高血圧の合併症 「脳出血」 脳血管性認知症(脳血管性痴呆)とその予防 脳梗塞の前兆 一過性脳虚血発作(TIA) 脳梗塞の種類とタイプ 身近で起こる脳梗塞 脳卒中とは? 仮面高血圧(逆白衣高血圧) 早朝高血圧とは? 心筋梗塞(しんきんこうそく)とは? 高脂血症とは? 高脂血症の原因と予防・対策 ②高血圧の合併症 動脈硬化の予防 ①高血圧の合併症 動脈硬化とは? 高血圧とは? 血圧とは? 生活習慣病について メタボリックシンドロームとは?