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①高血圧の合併症 動脈硬化とは?

「ヒトは血管とともに老いる」とはウィリアム・オスラーの言葉です。
言葉のごとく、人は年齢を重ねるごとに血管は硬くなり老化していきます

動脈は心臓から全身に向かう血管のことで、内膜、中膜、外膜の3層に分かれています。
なかでも一番内側の内膜(内皮細胞)は血管平滑筋の緊張の調節、血栓の防止などに重要な役割を果たしています。

動脈硬化はその内膜(内皮細胞)に障害が生じることから始まります。
その障害の原因となるのが、高血圧症、糖尿病、高脂血症、肥満といったいわゆる生活習慣病なのです。これらの生活習慣病を管理することこそが、血管をいつまでも弾力のある状態に保つことにつながります。


動脈硬化が原因で、生命に関わる脳や心臓血管障害が起こります。
日本人の死亡原因の1位はガンですが、2位が心臓病、3位は脳卒中です。
心臓病と脳卒中は、いずれも血管に障害の起こる病気で、高血圧がもっとも重要な危険因子といわれており、この2つを合わせると死亡者数は全体の3分の1を占め、ガンを抜いて一位となります。
高血圧症は、心臓病と脳卒中の最も危険因子といわれています。


動脈硬化症には、動脈硬化のおき方やおきる部位により3つのタイプに分類されます。

動脈硬化症の種類

・アテローム(粥状)硬化
大動脈や脳動脈、冠動脈などの比較的太い動脈に起こり、動脈の内膜にコレステロールなどのドロドロした物質がたまってアテロームプラーク(粥状硬化斑)ができ、次第に肥厚して動脈の内腔が狭くなります。

・細動脈硬化
高血圧により、脳や腎臓の中の細い動脈で、詰ったり、血管の壁全体が破裂して出血したりします。

・メンケルベルグ型(中膜)硬化
動脈の中膜にカルシウムがたまって硬くなってもろくなり、血管壁が破れることがあります。大動脈や下肢の動脈、頚部の動脈に起こりやすい動脈硬化です。


動脈硬化性疾患とは?
動脈壁が部分的に拡張(動脈瘤)したり、動脈全体が拡張したり(拡張症)、内膜に亀裂が入り中膜が裂けたり(解離)、破裂(出血)することにより、組織や臓器全体に血行障害を起こす病気の総称。

・脳動脈 :  脳卒中(脳梗塞、脳出血 )

・冠動脈 :  心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患

・大動脈 :  大動脈瘤、大動脈解離

・腎動脈 :  腎硬化症やそれによる腎不全

・末梢動脈 : 閉塞性動脈硬化症(ASO) 四肢の血管の動脈硬化によって起こる病気


高血圧は動脈硬化に深くかかわってきます。
遺伝的な要因が90%ということですが、高血圧にならないような生活習慣を心がけていくべきです。


高血圧にならないような生活習慣とは?
塩分摂取を抑える食生活、過労にならないように休息しストレスの発散や肥満にならない生活です。

         

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