高血圧の合併症 「脳出血」
高血圧によっておきる臓器障害、合併症には次のようなものがあります。
脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、狭心症、心筋梗塞、心肥大、心不全、蛋白尿や慢性腎臓病、腎不全、大動脈瘤、末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)など・・・
高血圧は生活習慣病のひとつであり、収縮期血圧が140以上または拡張期血圧が90以上に保たれた状態が高血圧であるとされています。
脳出血とは?
一般的に脳卒中の中で頭蓋内の出血は総称して脳出血 (のうしゅっけつ) と呼ばれます。
脳出血は脳内への出血(脳内出血 )と脳周囲への出血(クモ膜下出血 )に分類されます。
動脈硬化などで脆(もろ)くなってしまった脳血管は、高血圧が続くと圧の上昇に耐え切れずに破れて、脳内出血やくも膜下出血を起こしてしまうのです。
脳から出血した血液は固って大きな塊(血腫)になると、頭の中の圧力が高まったり、血腫がまわりの正常な脳を押したりするので、脳の働きが悪くなります。
症状は出血した場所によって違いますが、多くは片麻痺や感覚障害を伴います。
重症になると意識障害、さらには死亡につながることがあります。
発作は睡眠時よりも、血圧の変動しやすい日中の活動時に起きることが多く、急に寒いところに出た時や、興奮した時に起こりやすいという特徴があります。
中高年層では高血圧が大きな原因となっていて、60歳を超えると、くも膜下出血より脳内出血の方が多くなります。
高血圧といわれたことのない方で、急な運動、精神的な興奮などによって、血圧が一時的に急上昇することがあります。一過性に血圧が上がるのは生理的な反応であり、これは高血圧の概念とはまた違うものですが、急激な高血圧により脳圧が亢進し頭痛・視力障害などの急性症状を引き起こす場合もあるそうです。
いずれにせよ、頭痛・視力障害などがあるときには早く病院で検査したほうが安心です。
★脳出血の原因
・高血圧
・先天性の血管奇形や動脈瘤破裂
・その他:外傷など
★脳出血を疑う症状
脳出血は突然起こり、約半数の患者はひどい頭痛が始まります。
筋力低下、麻痺、しびれ、失語、視力障害、一方向だけを注視する共同偏視、錯乱などの神経学的症状が現れて、出血範囲が拡大すると、症状も悪化します。
数秒から数分以内に吐き気、嘔吐、けいれん発作、意識消失などが起こります。
★家庭でできる対応
・すぐに救急車を呼ぶ
・一分一秒が生死を分けることもあります。もし脳出血を疑う徴候があった場合には迷うことなく救急車を呼びましょう。
・呼吸ができているか確認する
・血圧を測る
・できるだけ動かさず、刺激を与えない
・持病を確認し、服薬手帳を準備する(病院での治療内容を確認する)
脳内出血による脳卒中は脳梗塞よりも危険性が高く、特に慢性の高血圧がある人は大きく壊滅的な発作が起こります。
大出血を起こした人の半数以上が、数日以内に死亡するということです。
生命の危機を乗り越えると意識が戻り、漏れ出した血液が体内に吸収されていくとともに、いくつかの脳機能が回復してきます。
出血が軽かった場合には、かなりの程度まで回復します。
こんな恐ろしい脳出血の原因の元になっている高血圧にならないように注意することが大切です。
※ストップ・ザメタボ!→ストップ・ザ高血圧→ストップ・ザ動脈硬化→ストップ・ザ脳内出血