高血圧と「くも膜下出血」
くも膜下出血とは?
知っているようで詳しくは知らなかったくも膜下出血。調べてみました。
脳は髄膜に覆われています。
髄膜は硬膜、くも膜、軟膜という3層の膜になっていて、それぞれの膜の間に血管が走っています。
くも膜と軟膜の間にはくも膜下腔と呼ばれる空間があり、そこは髄液で満たされています。
くも膜下出血とはそこにある血管が破れて、くも膜下腔に出血する事をいうそうです。
くも膜下出血は「脳内出血」に対する「脳の表面出血」だそうです。
くも膜下出血を発症した日本人の約8~9割は、脳動脈瘤と呼ばれる動脈のコブからの出血と考えられているそうです。
その脳動脈瘤の形成には、喫煙や飲酒などの生活習慣やストレスのほか、遺伝要因がかかわるとされています。
高血圧による動脈瘤と脳動静脈奇形によるものがあり、脳動静脈奇形による破裂は高血圧に関係なく若い人に起こるそうです。
また、「もやもや病」や「外傷」によるくも膜下出血もあるそうです。
以前勤めていた所の息子さんがきっとこの脳動静脈奇形だったのではないかと思います。
倒れてしばらく入院して検査をしていました。そのころは病名を聞いても分からなかったのですが、「○○奇形」と言っていました。その頃は30代でもう10年以上も前のことです。
最近は糖尿病で目が悪くなってしまったそうです。お酒が好きで毎晩かなり飲んでいたようです。
動脈瘤ができる場所は、血管の分岐する部分に多く、血管壁に形成されることもありますが、Tの字やYの字の形をした血管の分岐点にできやすいそうです。
分岐した箇所にできた動脈瘤のある血管の血流は、血圧の高い状態では動脈瘤の部分に強い圧力が加わることになります。
ですから動脈瘤が破裂しないように、血圧をコントロールすることがとても重要なのです。
くも膜下出血の症状
典型的な症状は、突然のハンマーで殴られたような激しい頭痛や吐き気、嘔吐などに襲われるのが特徴で、意識を失ってしまうという事も多くあります。
他の脳卒中(脳内出血や脳梗塞)が、頭痛を感じない事や半身の運動麻痺を伴う事が多いのに対し、運動麻痺は出現せず激しい頭痛が伴うということが特徴です。ただし原因によっては、麻痺や複視(ものが2重に見える)など神経症状を示すことがあるそうです。
くも膜下出血では、最初に出血が起こってからの数時間の対応によって、回復の程度が左右されます。
激しい頭痛や嘔吐などのくも膜下出血と思われる症状が現れたら、一刻も早く脳神経外科の診察を
受けてください。
重症の場合はそのまま亡くなってしまうこともあります。先ほどと別の知人の息子さんがそうでした。
まだ30代の若さでゴルフ場に向かう途中の高速道路でした。
運転は友人がしていたので交通事故にはなりませんでしたが・・・
そんなに急にくも膜下出血というものが起こるとは思ってもいませんでした。
発作による出血量が少ないと、意識障害を起こしても、しばらくすると回復することがあるそうですが、その場合にも決して放置してはいけません。
とにかくそのような症状のときはまずは病院で検査してくださいとのことです。
強い頭痛が何日も続いたり、首筋がこわばってくるようなときも、くも膜下出血の可能性が高いので、
受診して原因をはっきりさせたほうがよいと思います。