睡眠不足と動脈硬化の関係
睡眠不足=動脈硬化の危険
血管年齢に影響する動脈硬化の予防に睡眠が深くかかわっていることが最近、わかってきたそうです。
2009年3月2日 読売新聞によると
米シカゴ大は中年男女495人を対象に5年間、心臓の冠動脈血管の内壁をコンピューター断層撮影(CT)し、動脈硬化の患者に見られる石灰化(カルシウム沈着)と睡眠との関係を調べた。
その結果、睡眠時間が平均5時間未満の人に石灰化が見られたのは27%。5~7時間では11%、7時間以上寝ている人は6%と、睡眠時間が短いほど動脈硬化の危険性が高まった。睡眠不足と動脈硬化は密接な関係があるとのことです。
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国内でも同様の研究がある。東京女子医大は2002年度から3年間、静岡県の旧大東町(現・掛川市)の町民178人を対象に血管年齢を測定し、生活習慣との関連を調べた。
血管年齢が実年齢より10歳以上高い人で見ると、飲酒、喫煙以外に塩分の過剰摂取と睡眠障害を抱えていた。
当時研究チームを率いた、淑徳大看護学部教授の渡辺弘美さんは、「血管の健康には睡眠も重要な因子」と強調する。
こちらの研究でも睡眠不足と血管年齢の関係が深いとのことです。
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「生活習慣病の予防の柱は、食事、運動そして睡眠」と訴えるのは、久留米大医学部精神神経科教授の内村直尚さん。夜更かししてテレビを見たり、パソコンに向かったりする現代人は睡眠不足に陥っているという。
ぐっすり眠るためのコツとして、内村教授は
1)できるだけ早く帰宅してリラックスする時間を多く取る
2)布団に入る1時間前からテレビをやめる―などを挙げる。
それでも睡眠が足りないと感じる場合は、日中に10~20分程度の昼寝を勧める。
内村教授は、「生活習慣をすべて見直すことはできなくても、やれるところから始めれば、健康を取り戻せるはず」と語る。
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私はこれらを調べているうちに、自分の毎日がいつも睡眠不足なのでちょっと焦りました。
睡眠不足と動脈硬化の関係が数字で示されると納得せざるを得ません。
いつも夫をやれメタボだの、やれ運動が足らないと叱咤激励していたのに、睡眠不足が動脈硬化を招くとは夢にも思っていませんでした。
還暦を過ぎると、外見は健康でも体の中はどうなっているか分かりません。
近頃、知人や友人がメタボリックシンドローム関連の病気になっているのが多くなっています。
基本検査をしても異常はないので安心していたのですが、案外、石灰化(カルシウム沈着)が進んでいるのかな・・・心配になってきました。
でも夜は4~5時間の睡眠で、平均10分間の昼寝を2回ぐらいとっているので、ぎりぎりセーフかな? ちょっとした昼寝でもその後、頭がすっきりします。
ひとそれぞれの生活スタイルがあるので、自分にあった方法で睡眠不足を解消し、動脈硬化にならないようにしましょう。
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「眠り」は、夜に入って、体の中心部の温度の「深部体温」が下がることで、ホルモンの一種「メラトニン」分泌量が増えて起こるそうです。
夏が寝苦しいのは高温多湿の環境では、深部体温が下がらず、メラトニンの分泌量は減るからです。
「だから寝る前に一度体温を上げて、深部体温を下げやすい環境にするのがコツ」と、スリープクリニック調布院長の遠藤拓郎さんは指摘する。
深部体温を上げるには、
1)就寝3時間前の軽い運動
2)就寝前に約40度のぬるめのお湯で入浴―などが手軽な方法
これで深部体温が下がりやすくなるが、除湿器で寝室の湿度を下げたり、布団を乾燥させたりすると発汗が促され、体温の低下を助ける。
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さらにアミノ酸の一種「グリシン」は深部体温を下げる効果があるそうです。
味の素などの研究によると、グリシンを摂取すると体表面の血流が増え、熱の発散が促されていることが確認された。軽度の不眠症患者に2週間飲んでもらったところ、睡眠が改善し、翌朝の活動量が増加した。
同社顧問で東京大名誉教授の高橋迪雄(みちお)さんは「就寝直前に摂取し、睡眠改善の一手段として活用してほしい」と話している。
(2008年8月8日 読売新聞)
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「グリシン」
また、グリシンは睡眠を改善させることのほかいろいろな働きがあることがわかりました。
アミノ酸の一種の「グリシン」は動物性タンパク質中に比較的多く含まれます。
グリシンは、かつお節、湯葉、凍り豆腐、ゼラチンなどに多く含まれている栄養成分です。
水に溶けやすい性質があり、体内で合成できる非必須アミノ酸です。
グリシンには甘みがあり、水に溶けやすい性質があります
グリシンはコラーゲンをつくる原料として不可欠な成分で、肌のみずみずしさを保つ働きをします。
酸素をからだのすみずみまで送り届ける赤血球の構成成分である「ポルフィリン」や、筋肉に関わる「クレアチン」、サビつきをブロックする「グルタチオン」の原料にもなっています。
グリシンはコレステロール値を下げる働きもあり、高血圧や脳卒中の予防にもなります。
またグリシンは成長ホルモンの分泌を促し、新陳代謝を盛んにする働きもあります。
エビやカニの風味をつける調味料(旨味成分)としてもグリシンは使われています。
また、食品の日持ちをよくするためにも使用されています。
やっぱりこの中で肌のみずみずしさを保つ働きをしてくれ、睡眠を改善させるというグリシンに興味がありますね。